院内託児所に子どもを預けるメリットは、職場から託児所が近いことにあります。院内託児所は病院内もしくは病院に併設されているため、保育園に預けるよりも職場から近いのが特徴です。そのため、昼休みなどの休憩時間に子どもの顔を見に行ける、子どもが体調を崩したらすぐに駆けつけられるなどのメリットがあります。

また、利用料が安いことも魅力のひとつです。外部の保育園の場合は、月々の利用料が2万円〜4万円かかる場合が多く、家計の負担となります。一方で院内託児所は、月額2万円あたりから無料で預けられるところもあるため、家計の負担を軽減できるのです。

このようにメリットも多いですが、反対にデメリットも存在します。院内託児所で働いている保育士たちは、病院関係者のため、人間関係が面倒なことです。家の内容を子どもが悪意なく話してしまい、噂となって院内に流れる可能性があり、子どもの個人的な情報も流れやすくなっています。

また院内にある託児所のため、どうしても規模が小さくなってしまうのもデメリットです。一般的な保育園よりも狭く、子どもがかけっこなどをしにくいところもあります。看護師が休みの際には預けることができないため、運動会などのイベントごともあまりありません。全くない院内託児所もあります。

このように院内託児所にはメリットやデメリットがありますが、デメリットがあっても一時だけだと我慢して子どもを通わせている看護師も多いです。デメリットは、可能性の部分であり、すべての託児所があてはまるわけではありません。院内託児所に預ける前には、施設を確認したり、利用したことのある看護師に相談してみるとよいでしょう。